フロム鉄道

フロム鉄道：フロム – ミュルダール – フロム

列車は、1時間で、フロムの海抜0メートルのアウルランフィヨルドから、海抜867メートルの山岳地帯にあるミュルダール駅まで運行しています。ミュルダールはベルゲン線の駅でもあるため、フロム鉄道はベルゲン - オスロ間を走る列車と接続しています。

ビンテージ列車のコンパートメントでくつろぎながら、変化するフロム渓谷の景色をお楽しみいただけます。渓谷の難所を登る前に、列車は農村風景、フロム村の旧市街地、旧教会などを通ります。青く輝く大きな川が鉄道に沿って流れ、誰も住んでいないような場所にある小さな農場を通り過ぎます。

列車はショース滝の近くで写真撮影のため5分間停車し、乗客はプラットホームに降りることができます。

世界的に有名です

フロム鉄道は、ナショナルジオグラフィックトラベラー誌により、ヨーロッパの列車の旅トップ10に選ばれ、さらに2014年には、ロンリープラネットにより世界で最高の列車の旅に選ばれました。これはまさにノルウェー旅行のバケツリストに入れるべき体験であり、間違いなく最も人気のある観光スポットの一つです。

驚くべき工学的偉業

この鉄道の建設は1923年に始まり、1940年に完成しました。これは、ノルウェーで最も大きな工学的偉業の一つと言われています。全長20kmの路線は世界で最も急勾配の標準軌路線の一つで、その80%が5.5%勾配となっています。20箇所のトンネルがあり、そのうち18箇所は手掘りのものです。あるトンネルは山の中で180度ターンしています。

列車は、1900年頃にベルゲン線が建設された際に、フィヨルドから山に資材を輸送するために作られた工事用道路に沿って走行しています。この工事用道路はラーラルロードまたはナヴィの道と呼ばれ、最近ではとして人気があります。